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まんがで読破『学問のすすめ』
| 【まんがで読破 学問のすすめ 著者: 福沢諭吉 /バラエティ・アートワークス 出版社: イースト・プレス サイズ: 文庫 ページ数: 186p 発行年月: 2008年04月 “天は人の上に人を造らず、ひとの下に人を造らずと云えり” のフレーズで有名、人間の尊さを説き、明治初期の 刊行後300万部以上の売れ行きを記録、今もなお日本人を 啓蒙し続ける大ベストセラー、学問のすすめを漫画化。 福沢諭吉…中津藩出身。東京学士院初代会長。 慶応義塾大学創設者。19歳の時に蘭学を学び、 米・欧への使節団に参加する。帰国後に『西洋事情』、 『学問のすすめ』を出版した。 |
少年時代、諭吉は中津一の学才と謳われたが、下級武士の子として生まれた諭吉は
個人の能力に関係なく、生まれで貴賎が決められてしまう身分制度に不満を持っていた。
こういうところは、宦官の孫として差別された、三国志の曹操孟徳に通じるところがある。
諭吉はそんな中津を出て、長崎の砲術家・山本物次郎に蘭学を学び、
適塾の蘭医学者・緒方洪庵に学び、適塾の塾生長になり、その後渡米、
外国の進んだ文化に衝撃を受け、『西洋事情』を出版することになるが、
その道のりは、苦難に満ちていて、諭吉の情熱と波乱の人生に圧倒されてしまう。
管理人axeは、こういう熱い人、大好きですよ。以前に文庫で読んだことがあり、
ダイヤモンドシティ3Fの本屋で偶然見つけてしまったものだから、即買っちゃいました。
自由とは何か、義務とは、人間はどうあるべきなのか、深く考えさせられる名著。
まんがで読破『カラマーゾフの兄弟』
| 【まんがで読破 カラマーゾフの兄弟 著者: ドストエフスキー /バラエティ・アートワークス 出版社: イースト・プレス サイズ: 文庫 ページ数: 375p 発行年月: 2008年02月 妖艶な美女を奪い合い、長男ドミトリーと淫蕩な父親 フョードルが激しくいがみ合う。家族のことに無関心な 次男イワンと心を痛める三男アレクセイ。親子の確執は 激しさを増し、ついに悲劇は起こる。 ドストエフスキー…1821〜1881。モスクワ出身。 処女作『貧しき日々』で文壇の寵児となるが、 空想社会主義サークルとの関与で逮捕され、 シベリアに投獄される。『罪と罰』など。 |
ロシア文学の最高峰ドストエフスキー生涯最後の作品。信仰や死、国家と教会、貧困、
父子・兄弟関係など深遠なテーマを含む人間ドラマ。少年少女にはやや刺激の強い
ヘビーな内容ではないかという印象を、管理人axeは受けましたが、いかがですか。
まずは父親フョードルには嫌悪感をいだきます。管理人axeが最も嫌いなタイプです。
そして内心では三男アレクセイ的な調和の世界が当然だと思う反面、次男イワン的な
思考にも共感できる自分に気づき、理想と現実、自己矛盾でもどかしくなる。
そしてクライマックスの長男ドミトリーの裁判の場面。この世は悪意によって支配され
弱者は憐れな運命を背負って生きるしかない。スメルジャコフは、蔑まされ、
虐げられて生きてきた。彼のような人間を生み出す原因はおまえらだ!
いや、本当に悪いのは…それに気がついたとき、私は背筋が凍る思いがした。
まんがで読破『赤と黒』
| 【まんがで読破 赤と黒 著者: スタンダール /バラエティ・アートワークス 出版社: イースト・プレス ページ数: 183p 発行年月: 2008年04月 貴族階級が支配する19世紀のフランス。愛を知らずに 成長した材木屋の息子ジュリアン・ソレル。かつての 皇帝ナポレオンの立身出世に憧れる彼は、持ち前の 頭脳と美貌で貴婦人を誘惑し、成功への切符を手に 入れるが…。実在の殺人未遂事件を素材に恋愛心理の 分析と政治思想を盛りこんだフランス文学の代表作。 スタンダール…1783〜1842。フランス出身。 ナポレオン軍のイタリア遠征に参加後、官僚として出世。 この作品で当時の貴族階級の腐敗を痛烈に批判した。 |
赤と黒…赤と黒って、何なんでしょうか。青と白ではダメなのでしょうか。
そう思っていましたが、読めばなるほど。タイトルセンスも抜群ですね。
ジュリアンには共感できる部分が多々あります。
『利権・見栄・放蕩、平民を働かせて身分制度にあぐらをかき
金のためなら真実から目をそらす腐った精神…これが貴族の姿だ……!』
『この世に生れて23年ずっと孤独だった。貴族も平民も偽善者ばかりで
家族の愛も得られず、信じられる人間などいなかった……
策略を駆使し地位を得て、かけひきで女を手に入れ、他者を屈伏させることが
人生の勝利だと思っていた。あの人のようになることが目標だった。
そのために僕は赤に憧れ黒に身を包み出世の道を突き進んだ……
だけどひとつだけわからないことがある………』
まんがで読破『武士道』
| 【まんがで読破 武士道 著者: 新渡戸稲造 /バラエティ・アートワークス 出版社: イースト・プレス サイズ: 文庫 ページ数: 188p 発行年月: 2008年04月 新渡戸稲造が日本の倫理観を英文で紹介した『武士道』は 当時の米大統領ルーズベルトなど世界の知識人から 評価され海外におけるサムライのイメージを決定づけた。 武士の象徴的物語『忠臣蔵』と併せて漫画化。 新渡戸稲造…1862〜1933。盛岡藩(岩手県)出身。 農学者・教育者。東京女子大学学長などを歴任。 国際連盟事務次長も務める。900年、日本人の倫理観を 紹介した英語版『武士道』が国際的に評価される。 |
“花は桜木、人は武士!” “仁” “義” “礼” “智” “信” “忠” “孝” “誠” “勇”
新渡戸稲造の武士道は、管理人axeがかなりのお気に入りの本の中のひとつで、
これはもう傑作ですね。言葉がありません。読んでもらうしかありません。素晴らしい。
今の萎えた時代に必要なのは、こういった崇高な精神ではないだろうかと思うこの頃です。
自分もこうありたいと思います。これはぜひみなさんも読んでください。









